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相手の住所が嘘だった

decorative painted mountain corns on white surface


ご相談者様 女性(28歳)、病院勤務

貸した金額 280万円

photography of red rose plant

ご相談内容

友人の紹介で知り合った男性と交際を開始しました。男性は、大手保険会社に勤務していて、将来結婚したいという話もしていました。交際して3ヶ月くらいした時、彼が交通事故の示談金が足りないので、お金を貸してほしいとお願いされ、将来結婚するつもりだったので、借用書などを書かずに信用して、彼の口座にお金を振り込みました。

その後、全くお金を返してくれないので、問い詰めると、実は、他の女性と同棲していることがわかりました。何度かラインで、せめてお金だけでも返してほしいと送ると、唯一の連絡手段であったラインをブロックされてしまいました。

lush bush with green leaves

ご相談に来るまで

彼に聞いていた住所に行ってみると、そこには住んでおらず、近所の人から、彼はすでに引っ越したあとと聞かされました。聞いていた勤務先にも行ってみましたが、勤務先の人間がとりついでくれなかったので、本当にここで働いていたかはわかりませんでした。

結婚話もしていた信じてた男性から騙されたことについて、弁護士に相談をするのは気が引けましたが、逃げられた悔しさで、毎日もやもやし続ける気持ちにも終止符を打ちたいため、貸したお金だけは取り戻したいと考えました。

yellow plant

解決方法

相手の住所がわからなかったので、「弁護士職務上請求」を用いて、相手方の住所を特定し、住民票、戸籍の取得に成功しました。しかし、その後、弁護士から相手方に内容証明郵便を打ち、受け取っているものの、無視されました。

証拠としては、「ラインで、いくら貸してほしい、借りた、返すなどのやりとり」と「 相手名への銀行振り込み履歴の通帳」だけでしたが、お金を貸した背景や、やりとりを丁寧に記載して、訴訟を提起しました。貸したお金のみならず、遅延損害金・利息とともに多少の慰謝料・弁護士費用も同時に請求、結果、4回の分割支払いでの和解が成立し、貸した金額を回収することができました。