結婚するからお金を貸した
ご相談者様 男性(38歳)
貸した金額 540万円
ご相談内容
飲食店で知り合った女性と、結婚前提で交際を開始しました。
女性の切り詰めた生活状況を聞くと、かわいそうで居ても立っても居られない気持ちになり、自分が貸し付けることで少しでも生活が楽になってほしいと思い、お金を貸しました。
仕事は続けると言っていたので、免許証のコピーをもらい借用書も取り交わして、少しずつでも返してもらえるなら、それでいいと考えていました。
ご相談に来るまで
返済が全くないことに疑問を持ち始めて、ラインや電話で返してほしいと強く問い詰めると、婚約は解消して、交際をやめると言い出しました。
家に行ったことがなかったので、免許証の住所に行ってみると、免許証の住所が虚偽であることがわかりました。
女性のことは愛していて、本当は結婚したいと思っていましたが、住所も隠していること、お金を一切返さないことで不信感も募り、弁護士に依頼しました。
解決方法
女性の住所が嘘であったことから、確実な情報は、電話番号だけでした。弁護士が電話番号をもとに、ソフトバンク社に照会をかけて、本人の住所が判明しました。その後、住民票と戸籍を取得し、弁護士と交渉の上、お金を返すことで和解に至りました。
通信会社のうち、ソフトバンク社は情報開示に厳しく、拒絶例が多数あるものの、この事案では成功しています。